美容師国家資格とは

美容師として働くためには美容師国家資格が必要

美容師として美容院で働くためには国家資格である美容師免許を取得することが必要です。美容師国家資格を取得するためには、高校卒業後2年間美容専門学校で勉強して決められた課程を修了した後で受験できる国家試験に合格しなければなりません。美容専門学校の多くは通学制の課程を持っていますが、中には3年課程の通信制の専門学校もあります。通学制の専門学校にも、昼間部の課程と夜間部の課程を持つものがあります。夜間部の学校は、日中は仕事をしながら美容師の資格を取りたい人に向いています。

美容師国家資格の試験内容

美容師国家資格の試験は、公益財団法人である理容師美容師試験研修センターによって年に2回、春と秋に行われています。国家試験では筆記と技術の両方の試験があるので、どちらの勉強もおろそかにせずバランスよく勉強しておかなければなりません。
筆記試験の内容は、関係法規・制度や衛生管理、美容保健（人体の構造や組織、皮膚の性質など）、美容の物理・化学、美容理論などが出題されます。いずれも専門学校で学習する内容なので、習ったことをしっかり復習しておけば大丈夫です。

実技試験の課題とは？

実技試験の事前に知らされています。第一課題は、デザイン巻きのワインディングまたはオールウェーブセッティングの二つの中から出題されます。第二課題は、レイアーカットが出題されます。どちらも丁寧にそしてスピーディに仕上げることが求められます。また実技試験に使う器具も決められていて、ピンやタオルの規格も指定されています。持参する際にしっかり確認しておくことが必要です。